手水舎と龍の謎②

手水舎と龍の謎①では手水、手水舎の歴史や作法についての記事でしたが、

今回は手水舎でよく見かける龍との関係について探ります。

●禊の名残からの作法(簡略化された動作)
●身を清める一定の行為をする場所
●その場所を風雨から守る建物
●水盤(清めの水を溜める水鉢など)

などの幅広い意味を含めて「手水舎」(ちょうずや)等と呼んでいると思いますが、手水舎では龍の口から水が流れているイメージがありませんか?この龍も含め幅広い意味合いの総称として手水舎と位置づけされることもあるようですが、はたして手水舎と龍には何か関係があるのでしょうか。口から何かを吹いたり吐いたりするものは他にもありますが、龍の口から水が流れるイメージはインパクトがあります。

手水舎に龍の吐水口(とすいこう)が多い理由として、龍は水の守り神であるとの説があり、そのため龍をあしらった吐水口や、壁面のレリーフが数多く見られるようです。龍ノ口、龍蛇口、吐水龍、龍神様などとも呼ばれているようです。神話や伝説に登場する霊亀、麒麟、鳳凰、そして応竜(龍)の四霊獣の伝説の生き物の一つを指しています。

龍にまつわる神話や伝説は中国をはじめアジア圏各地に流布しています。香港や台湾、韓国、そして日本にも古くから多くの龍に関した民話や伝説、また龍(竜・辰)が地名や山、川などに名付けられているケースも数えきれないほどあり、茨城県内にも常陸太田市の瑞龍町、瑞龍山、竜神川(竜神ダム・竜神大吊り橋)常陸大宮市の辰ノ口など多数ありますよね〜。

一国二制度問題で揺れる香港の屈指の繁華街のある九龍半島、また高級リゾート地レパルスベイ(淺水湾)に建つマンションには建物の中央に龍脈(エネルギーの流れ)を山から海へ通すためわざわざ不自然な空間を貫通させ、一説には山から海に向かう龍の進路を妨げないために設計施工したとも言われています。

龍のレリーフ、龍の像も各所にありますが、実際にこの目で見て魅了された二つの龍を紹介します。韓国は釜山の龍頭山公園(ヨンドゥサン)内にある青銅製の龍の像は長さ4.2mもあり、口から炎を噴いています。また、中国は北京市内にある紫禁城(故宮)の太和殿に通ずる階段中央には長さ16ⅿ重さ200tの一枚ものの石材に九頭の龍が彫刻されこれも圧巻です。


日常生活で欠かせないのが蛇口から出る水ですが、普段何の意識もせず使っている言葉「蛇口」、好きな方より圧倒的に蛇が苦手だと言う人が多いと思われますが、超苦手な方もきっと無意識に蛇口!と呼んでいることでしょう。この 水道の水詮の呼び名「蛇口」の語源もまた、龍との関連があるようです。

イングリッシュガーデン(イギリス式庭園)を想像してみて下さい。公園の中央には噴水、そしてライオン(獅子)の口から水が流れるイメージありませんか?※水戸市にある七ツ洞公園もイギリス式庭園です。

西洋ではライオン(獅子)は水の守護神と信じられているため、吐水口や水場のレリーフなどにはライオン(獅子)をあしらう事が多いそうです。上水道が日本で広く整備されたのが明治時代で、当時の共用詮や配管はほとんどが西洋からの輸入品で、国産で賄える時代が到来した際、東洋の水の神様でもある龍が獅子に代わって水場に多く見られるようになったようです、、、、何故龍の吐水口(龍口)から現在の蛇口へと変わっていったのか?一説には厳ついイメージの龍よりも現代のステンレス製の蛇口はスマートなので蛇に例えた。また、龍ノ口(龍口)は時代とともにジェットバスに変貌し、ジャグジーから蛇の口と書く蛇口となったのだとか、、、、

信じるも信じないも あなた次第・・・・??? (^^)/

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手水舎と龍の謎①