平和への祈願 原爆の日
ブログ歴史

原爆の日
広島と長崎は、被爆73年目の夏を迎えます。
毎年この時期は原爆の日、平和記念式典、そして終戦の日を迎え被爆者を含む戦没者慰霊、平和への祈り、願い、そして課題がクローズアップされます。
広島、長崎への悲惨な原爆投下はご存知の通り地上ではなく、上空で炸裂しましたが、なぜ地上ではなかったのか長い間疑問を持っていました・・・上空で爆発させた理由には恐ろしい事実が隠されていました。
1945年8月6、9日広島、長崎の上空で爆発した原子爆弾、日本に降伏されてしまう前に事実上の原爆実験!しかも違うタイプの原爆
(上空で爆発させた理由)
原爆による最大の威力は意外にも放射能ではなく爆風による衝撃波であると結論づけていたアメリカは、原爆投下の4か月前には上空約500~600Mで爆破させることにより衝撃波(爆風)の威力がピークに達することを緻密な計算で割り出していたそうです。
上空で爆発させることにより発生した爆風は、地面にぶつかった爆風と横に拡がる爆風と重なり合い、2倍以上に圧力を増し水平方向に進み、この地面と水平に動く圧力の壁は距離が進むにつれ、さらに高さと力を増していきます。これがマッハステムと呼ばれる衝撃波です。
長崎に落とされたプルトニウム型の原子爆弾は、広島で投下した原爆よりさらに威力の強いマッハステムが発生する原爆だったそうです。
原爆投下から1ヶ月余りが経った長崎にアメリカ軍が上陸し、原爆の効果を確かめる調査をし、集めたデータはその後のアメリカの核開発に利用されました。
知られざる衝撃波~長崎原爆マッハステムの脅威~ より。
現在世界9カ国に1万6千の核兵器が存在し、そのうち90%はアメリカとロシアが保有
驚くことに、1800の核兵器の発射準備が今まさに整っており、そのほとんどは広島と長崎を壊滅させたものよりも強力だといいます。
いったい平和をどこに祈れば良いのでしょう・・・・?
戦後生まれの我々も原爆被害を知っているようで他人事的に捉える方も少なくないと思います。機会があればぜひ原爆資料館(広島平和記念資料館・長崎原爆資料館)などを見学しましょう。
戦没者の追悼、そして同じ道を辿らないよう決して方向性だけは過去の過ちに向くことのないよう願いたいものです。
多くの犠牲者の死を無駄にしないためにも・・
(戦没者数 約310万人)
(茨城県人口 288万5.625万人 平成30年4月現在)