木製の骨壷!?

木製の骨壷!?

一般的な陶器製骨壷の大きさは関東や関西など地域によって大きさが異なることは以前にもブログ記事に書いた記憶がありますが、新潟地方で木製の骨壷を使用している地域があることは知りませんでした。
その木製の骨壷とは、関東の一般的な陶器製7寸骨壷(高さ約26センチ、直径約22センチ)より明らかに大きなサイズで、桐でしょうか若しくはヒバ製の風呂桶にも勝るとも劣らないしっかりした厚みの八角形の箱型に形成され、底の部分に白い紙が敷いてあり、そちらに頭部以外の火葬骨を収めた後、また白い紙を敷き今度は頭部の遺骨を収めフタを閉めて完了。

見た目は戦国時代の合戦で、討ち取った敵将の首を入れる木箱のようなイメージ?新潟と言えば、、、毘沙門天の化身と自ら公言したと言われる戦国最強の武将「上杉謙信」、戦利品の首を収めた名残りなのでしょうか??

もう一つ驚くことに、頭部の遺骨を別容器に収める木製のミニ骨壷も付属していました。

新潟のどの地域なのかまでは伺いませんでしたが、後にネットで調べてみましたが判明せず引き続き情報を収集したいと考えています。

木製の骨壷なら通気性もあり湿気がこもらず、納骨室内でいずれ朽ちて無くなるのなら好都合では?と関東的に考えてしまいますが、どうやらこの木製の骨壷は納骨用ではないようです。

東北地方の納骨では、陶器製の骨壷から遺骨を出してお遺骨のみ墓石の下の納骨室に納める地域の習慣があるようですが、新潟でも同じように遺骨のみを納骨する地域があり、画像の巨大木製骨壷もまた、納骨用ではなく四十九日迄などの一定期間、自宅安置用の骨壷なのだろうと推測できます。

このように狭い国内でも葬儀やお墓、供養に関する風習には地域差が大きくあり、火葬場にて焼骨を陶器製の骨壷に収める「骨上げ」の方法も、関東ではお遺骨のほとんど(入りきらないお骨を押し込むのはとても忍びない)を壺に収骨しますが関西などではお遺骨の一部(のど仏のみの収骨もあるようです)を収骨します。
お墓への納骨も地域の風習によりさまざまで、北海道~東北地方では壺からお遺骨のみ、または専用の袋に入れ墓石の下などの納骨室に納める事が多く「骨壷の中では土に還らない。」との考え方が定着し、骨壷は移動運搬のための容器に過ぎないようです。

陶器製の骨壷の寸法も様々で、全国的に同じサイズではなく地域により大きく異なり関東では7寸壺(高さ約26センチ巾約22センチ)が一般的に用いられていますが関西では4~5寸、分骨用(本山に納める為)の2寸(高さ7.6センチ巾6.3センチ)などと関東ではペット用の大きさでしかないものを使用しているのだとか。

何故ならお遺骨を納める骨壺は全国的に同じサイズではなく地域により大きく異なるからなのです。関東では7寸壺(高さ約26センチ巾約22センチ)が一般的に用いられていますが関西では4~5寸、分骨用(本山に納める為)の2寸(高さ7.6センチ巾6.3センチ)などと関東ではペット用の大きさでしかないものを使用しています。

個人的には火葬場にてわざわざ人のカタチを残し、その焼骨を親族が箸を使って骨壺に収める行為も、入りきらず、すりこぎ棒で押しつぶされる音も不快でしかなく、焼骨の部位の説明も要らずセラミック化した骨ではなく「灰」のみで良いと考えます。

そうなってしまったら粉骨パウダーサービスは消滅しちゃいますけどね、、、、