川崎大師、佐野厄除け大師、弘法大師、達磨大師、マグマ大師、?大師っていったい何!?

川崎大師、佐野厄除け大師、弘法大師、達磨大師、マグマ大師、?大師っていったい何!?

「大師」とは大師範、大導師など いわゆる高僧の称号と解釈して良いと思います。

大師を英訳するとグレーティーチャーになりますね、、、そのあとに鬼塚が付けば今から20年以上前のTVドラマで反町隆史と松嶋菜々子が出演した「GTO」(グレートティーチャー鬼塚)を連想しちゃいます。

その後EXILEのAKIRA主演のリメイク版もの放映もあったようですが、世代的には反町主演の方が印象的ですね~。今ではドラマの主題歌「ポイズン」の曲に、泣いてる赤ちゃんが泣き止む魔力があるなど話題のようです。

個人的には布袋寅泰の「ポイズン」の方が好きですが、、、

かなり脱線してしまいましたが、大師の意味までは理解できたものの、川崎大師や佐野厄除け大師は人物ではありませんよね?、、、調べてみると真言宗の開祖である弘法大師空海を祀る寺院が、川崎大師の通称が有名な平間寺や足立区にある西新井大師通称を持つ總持寺などで、佐野厄除け大師で親しまれている総宗寺や前橋・青柳大師(龍蔵寺)川越大師(喜多院)などは厄除け大師とも呼ばれる天台宗の僧、元三大師良源(慈恵大師)を祀る寺院などを指し、いずれも特に関東に集中しているようです。

マグマ大師・・・こちらは手塚治虫のアニメで大師ではなく大使、大使とは各国の外交を派遣して担う代表を指すが、観光大使など芸能人などが知名度を利用した広報担当の通称として使われるケースもあります。

達磨大師はあのダルマさん!?

ダルマさんは七福神、招き猫などと同様、商売繁盛や運気上昇など縁起物として特に年末年始時期にはダルマ市が各地で開かれています。

我が家ではダルマさんを置く習慣がなかったので、目にするのは政界の選挙事務所で万歳三唱しながらダルマさんに筆で目を入れるシーンをTVで見るぐらいでしょうか、、、あのダルマさんは「高崎だるま」で有名な群馬県の昔の風習で、養蚕(おカイコさん)農家が春に良い繭がたくさんできれば片目を入れ、秋にも量産できればもう一方の目を入れる習慣が起源なのだとか。※余談ですが個人的にはアイドルグループの人気総選挙じゃあるまいし、政治家が当選して笑みいっぱいの万歳を見ると、地位と名誉と報酬が約束されて嬉しいのか!?と違和感さえ覚えます。

ダルマさん製造で知られる地は関東から東北など日本各地にあるようですが、その中でも特に有名な「高崎だるま」は群馬県高崎市にある少林山達磨寺に安置してある達磨大師の彫り物を模して張り子のダルマを作り、祭で販売したところ商売繁盛、家内安全のご利益があるとして流行し、今も毎年お正月に「少林山七草大祭だるま市」が開かれているようです。

ダルマさん=赤を連想しますが、現代では青や金色とカラフルなだるまが作られ、金運やら恋愛成就など色分けされて親しまれているようです。

だるまさんのルーツ

だるまさんのルーツは約1500年前に150迄生きたとされる中国禅宗の開祖「菩提達磨」(達磨大師)だと言うことは有名ですが、ダルマさん人形の起源も中国で達磨大師を模した人形が元となり後に仏教伝来とともに日本に伝わったとされています。

誰もが知る現在のダルマさんが広まったのは江戸時代のようですが、福島県会津地方に古くから伝わる郷土玩具で、赤べこに並び人気のある「起き上がり小法師」(おきあがりこぼし)と融合して倒れてもまた起き上がる不撓不屈のダルマさんが定着した歴史があるようです。

一説には達磨大師が9年間にも及ぶ壁に向かう修行(面壁九年)という手足の腐るような厳しい修行を積み高い悟りを開いた菩提達磨の様がダルマさん人形の起源とも言われていますがダルマさんのモデルが実在していたとは驚きですよね〜、、、。