墓友(はかとも)

 

♫あなたと1000年眠りたい♪

矢沢永吉のシブめのラブソング「please please please」の中のワンフレーズですが、意味深で奥が深く、とてもカッコいぃフレーズだと思いませんか!?

ロマンチックで まさに千年は1世紀、揺るがないミレニアム愛でしょうか、、、

あなたと同じお墓で眠りたい!とか あなたと墓友になりたい!など同じような意味合いではありますが、これでは何とも興醒めしちゃいますよね〜?、、、

墓友は増えている?

終活や墓じまいなど供養に関する新たな言葉が脚光を浴びる中、墓友も注目されつつあります。

ところで肝心の墓友の需要は増えているのでしょうか!?

「墓友」のフレーズが定着した要因は様々で、人生100年時代と言われるように今のお年寄りはお元気で行動的、生涯未婚者の増加、熟年離婚問題、そして超少子高齢化問題も大きな要因で、老後死別しても子供に頼ることなく自立心がある、等など、、、

他人でも同じお墓に入れるの!?

同じお墓に苗字も異なり、血の繋がりもない他人が一緒に入る事は可能なのでしょうか?

answer:法律上はお墓に入る人の制限はありません。

しかし、墓地管理者の同意が最低限必要不可欠になり、例えばお寺の敷地内の墓所(寺墓地)などでは誰でも入れるような性質を持つお墓は建てる事は難しいと思います。

また、ご先祖様が眠る代々継承している家制のお墓の場合、現在の祭祀者のみならず後を次ぐ継承者を含めた同意が無ければ例え血の繋がった兄弟であっても容易にはお墓には入れません。

一例として、代々続くお墓を継ぐ者(祭祀継承者)の判断で知り合いの骨壺を新たな供養方法が決まるまで一時的にお墓にお預かり仮埋葬しました。ところが約束をした知り合い、預かった祭祀継承者が急死してしまいました。いずれにせよ残された祭祀継承者の家族は仮埋葬した骨壺を他に移動することが法的にも困難となってしまい解決策はほぼ皆無となります。

このように「墓友」とは、決して現実的とは言えません。お墓を建てるにあたりお墓の共同購入(誰が購入するのか)主権者(誰が祭祀主宰者になるのか)、納骨問題、墓守問題(納骨や死後のお墓の管理継承者問題)等費用の問題などの課題が残ります。その後の管理も含め墓友専用のお墓を造ることが可能な墓地を経営する業者も中にはあるようですが、本気で墓友と入るお墓をお探しなら最初から永代供養墓の選択肢も視野にご検討なさることを強くお勧め致します。

代々継承してきたお墓でさえ、少子高齢化でお墓を守る子供が少なく、やむなく墓じまいの選択肢を選ぶ時代に友達と入るお墓作り話など、時代に逆行しているとも言えそうです。

成就院永代供養墓では、生前予約を承っており、例えば墓友でも構いませんが自分が亡くなった後、納骨などの手続きなどを任せられる親類が見当たらない場合、生前(事前)予約のご契約の際、永代供養墓埋葬カード(永代供養料納付済の項目のほか埋葬に関する手順などを記載)を親類知人にお渡しできるよう希望枚数を発行していますので、自分のその後の心配が大幅に軽減できるしくみになっています。

【まとめ】

墓友とは現代人にとって理想的に見える一面もありますが決して現実的な方法とは言えません。永代供養墓であれば個々の申し込みが可能でお墓を造る手間や労力、その後のことを考える必要は軽減されます。永代供養墓であっても最後は同じお墓に入るとういう前提のもと、残された人生をより有意義で豊かにすることは可能なのかもしれません。