【散骨は、すべきではない?】

 

散骨はすべきではない?

散骨は、すべきではない
一埋葬の歴史から一  長澤宏昌 著

今から3年ほど前、日蓮宗住職の長澤氏が綴った著書が週刊誌に取り上げられ各方面から大バッシングを受けました。
著書を端的に抜粋すると「葬送の歴史を尊重せず葬式もせずに海に撒く(捨てる)事は馬鹿げた遺体処理であり、古代人のほうが、よほど人間らしい」といった内容。

それに対しての批判は根拠のない誹謗中傷から宗教観の違い、儲け主義への批判と様々でしたがひとつ確実に言える事は時代も変わり葬送の選択肢も以前より増え過ぎて何が最も良くて何が最も正しいのか「迷い」が生じている事は確かだと思います。大家族で地域社会も成立している理想的な社会を前提とする本の内容ですが今や地域社会は崩壊の一途、老人の孤独死は増え代を継承する者もいない。少子高齢化が全ての歯車を狂わせている気がします。

ある意味選択肢が増えたことは必然的で各々が真剣に選択を考えなければいけない時代なのかも知れません