墓誌(ぼし)の追加彫りはいつまでに刻めばいいの?

墓誌(ぼし)の追加彫りはいつまでに刻めばいいの?

墓誌関連のご質問で最も多いご相談のひとつですが、お墓を守る(墓守り)方が代替わりするとお墓・墓誌の存在や意味をよく理解できていないのは当然のことだと思います。

戒名や法名そして神道では諡(おくりな)などと共に故人の俗名や没年月日、年齢などを記載するための墓所内にある石板の呼び名ですが、呼び方も墓誌のみならず法名碑・神霊碑・墓標など様々ですし、実際に石板に文字を刻むサービス名も戒名彫り・戒名追加字彫り・出張追加字彫り・墓誌彫り・現場字彫り等など様々なのです。

本題の「いつまでに故人の追加字彫りを済ませれば良いのか?」ですが、昔は墓誌など無く故人の石碑、(夫婦墓)を建てることが供養とされる時代がありましたが現代ではスペース問題、土葬文化から火葬文化ヘと移ろいだため個人の石碑は建てず○○家之墓・○○家先祖代々之墓、また近年では横型の洋型石碑に「やすらぎ」・「絆」などと刻まれた家族墓で一基の墓石を建てる時代が訪れたため、故人の生きた証を刻む場所は石碑ではなく墓標である墓誌になるのです。

故人の納骨を済ませ49日法要や50日祭が過ぎ、月命日を迎えるごとにお墓にお線香やお花を手向けても故人の名前が刻まれなければ誰が埋葬納骨されているのか近親者しか分らないでしょうし、できる事なら墓参の際に故人の証が刻まれている事が好ましいと思いませんか?現代のお墓事情では個人の石碑を建てることはほぼ無いわけですからご供養の一環として墓標である墓誌に戒名や俗名を早めに刻んであげましょう。

条件さえ整えば早くて1週間で追加字彫り可能でNET割を利用すれば茨城県内相場で税別3万円の字彫り費用がなんと約7千円もお得な2万5千円込で戒名追加字彫りが刻まれるのです。

急ぐ必要は皆無ですが可能な限り早めに墓誌の追加彫りをしましょう。

● 現場追加字彫り豆知識

墓標(墓誌)が登場した当初はわざわざお墓から石材性の墓標を工場に持ち帰り字彫りを済ませた後に再度お墓の元の位置に設置して完了だったようですが今では墓標を移動することなくその場で字彫り作業します。

簡潔に言うならば文字を刻む場所に専用ゴム版を貼り付けゴム版に刻む文字を書き、書き終えたらその文字を切り抜くのです。その切り抜いてある箇所にエアーコンプレッサーにて砂を吹き付け墓標の石材を削る要領で穴を掘り文字を刻みます、俗にサンドブラストと呼ばれる彫刻方法です。

一般的には拓本と言って刻む墓標に専用紙をあてクレヨンチョークなどで墓誌の大きさや既に刻まれている文字を浮かし取りその専用紙を元にコンピュータで墓誌や刻まれている文字のバランスを考慮してゴム版に文字切りしますが長年お世話になっている字彫り職人は現場にて文字を手作業で切り抜いていきます。

字彫り職人いわく、以前は鉄粉を吹き付けていたそうですが今は炭化ケイ素(カーボランダム)を使用し、刻む石材の材質(一般的に黒の御影石は硬度があり硬く白御影石は黒御影石ほどの硬度はないため吹き付ける砂も配合を計算して吹き付けるのだそうです。

このブログの画像にあるように墓誌の墓のじは日の隙間と土の周辺が細かいため配合を考慮せず吹き付けると細かく繊細な箇所は欠けはねてしまうのだそうです。

墓標に個人の年齢を必ず刻みますが漢数字年齢の後に〇歳と刻まず才と刻むことが多いのはノミで字を刻んだ時代もサンドブラストにて字を刻む現代でも細かく繊細な文字を刻むのは容易なことではないようです。

字彫り現場に立ち会い作業を見学することがありますが字彫り工事の際その砂が飛び散らないようにマスクをして全身防護服に包まれ例え暑い夏でも大変なご苦労で作業されている姿を見ると脱帽の一言に尽きます