新聞のお悔やみ欄

お悔やみ欄

故人の訃報、通夜式や葬儀の日時を新聞に無料で掲載できるシステムが悔やみ欄ですが、新聞離れや小規模葬(家族葬など)が増え、悔やみ欄に掲載しない選択肢もあり、時代とともにお悔やみ欄の掲載数も減っています。
新聞離れ
パソコンやスマートフォン等のツールからのインターネット普及で、新聞以外にも無料で情報を取れる時代背景があり、ある新聞購買数の調査データではピーク時の2008年、全体の約9割あった購読数が今や6割足らずにまで減少傾向なのだという。
小規模葬増加
超少子高齢化など様々な要因はあるが葬儀に対する価値観も時代とともに変化し、自宅葬が一般的だった時代から葬儀場を利用するホール葬、そして現在は家族葬等の小規模葬が主流化している。
家族葬とは明確な定義がなく線引が難しいため、個人的にはお悔やみ欄に掲載した時点で家族葬ではないと解釈していましたが、コロナ禍の影響もあるためかお悔やみ掲載はあっても「葬儀は近親者で行います」や、コロナが長引いたが為の現象なのか最近では既に近親者で執り行ったと事後通知するケースも増えています。
確かにメディアで扱う特に昔活躍した大スターなど著名人の訃報も亡くなって半月以上経過しているケースも珍しくありません。
コロナ禍の影響もあり、感染症対策として会葬式典を行わない、また辞退するケースも理解できる風潮ではあるが、コロナを契機に小規模葬儀はより定着する予感がします。
その反面、新聞のお悔やみ欄掲載に関しては例え新聞購買率が減少しても、高齢者の購読数は安定し尚かつ高齢者が増えてゆくワケですから、小規模葬儀の事後通知的な掲載はむしろ増えるのではないかと考えます。
※コラムではなくブログであり、あくまでも個人的見解です。