尺貫法に由来する語源とは!?

前回、脱ハンコ宣言のブログでハンコについてのあれこれを記事を書き進めてゆくと、印鑑?判子?三文判?など語源の謎がど〜しても気になってしまい、今回は私達が普通に使う常用語の語源について触れてみたいと思いますが、、、無意識に使っている言葉でもふと言葉の語源が気になる事ってよくありますよね!?、、、直近のブログでも采配や軍配、注連縄・七五三縄(しめ縄)等々、語源が気なって仕方ありません。

古来、人は意思伝達手段の一つとして言葉が形成され、言葉は長い年月を経て時代とともに変化や淘汰され確立されていったと想像できますが、それぞれの単語や組合せの集合体が句、節、文章なり、それぞれの単語や合成語には起源となる何らかの理由がある筈ですよね〜?、無論すべてを知る術はありませんが、それぞれの単語の由来などを探求する語源学という学問分野があり、語源辞書や論文まで存在するようです。(・・?

印鑑の鑑って何なのぉ〜!?

どうやら鏡と鑑は同じような意味を持ち、〜の鑑だ!はお手本や見本。時おりカッコつけて使いたい鑑みる!は手本などに照らし合わせて考えること。そして鏡に映った影の意味があるようで何となく印鑑の語源は納得!

判子

小学校の図工の授業で木版画があったと思います。インクのニオイと羊羹を連想させるような馬煉(ばれん)で擦る記憶なつかし〜でしょ〜!あの木版印刷工法は江戸時代に流行ったそうで版行(はんこう)と呼んでいたことからハンコ(あて字)が今でも使われている起源説あり。

三文判

一文無し、二束三文などと同じ江戸時代に使われた通貨単位「文」、平均すると一文が現在の約20円なので約60円程度の安っすいハンコで、言うなれば百均で売ってるようなハンコですね。

このようにハンコ周辺でも気になる語源がたくさん!後回しにしますが、版画印刷で触れたバレンも語源が気になって仕方ありません(笑)

語源

それぞれの語源には明確な由来があるものから本来の意味とは全く関係なく当てはめられた当て字もあるようですから、突き詰めればキリがありません、、、なので、、注目したいのは普段によく使っている言葉でも、ごく普通に使っているにも関わらず意味や語源など意識することがない、例えば三文判の「文」、

いわゆる尺貫法(中国が起源で日本に伝わり長さや重さなどの独自に確立されていった単位)が語源として使用されている故事やことわざ等は特に語源を気にせず常用しているケースが多いのです。

その理由の一つとして、長さや重さなどの基本単位を表す「尺貫法」は、今から約60年前に制定された計量法にて尺貫法を用いることが禁止されたことで、中でも土地、建物の取引で用いたものは罰金が処されたほどである。

世界基準(グローバルスタンダード)に足並みを揃えようと罰則を設けてまで現在のメートル法に切り替えても尚、建築業界や石材業また和裁では鯨尺、真珠の単位名「匁」monnmeは世界公式単位である。このように今も名残りがある単位のため、馴染みのある故事やことわざ、慣用句などが多くあります。

二束三文

二束(足)売っても三文(約60円)の安値にしかならない例え。

寸志

寸足らずや一寸先は闇の寸は約3cm、「ほんの僅か」を形容します。

尺度 

尺度の違いなどと使われますが物差しのことで、木棺和楽器の尺八は管の長さが平均して一尺八寸(約54・5cm)であることが名称の由来である。

千里眼

日本では一里は約4㎞なので千里は3,900~4,000㎞ほどの距離に相当しますが千里眼とは寸(ちょっと)の対比で遥か遠く、または透視能力を指します。有名な北京の万里の長城も同じ表現ですね。

丈夫 

丈もまた尺貫法で、一丈は10尺(約3.0303m)で、丈夫は一人前の男子、大丈夫はその中でも秀でている者を指し、頑丈もまた身体が丈夫な意味で中国由来である。

はないちもんめ

世代的には昔の子供の遊びの一つで、遊びにちなんだ動揺もあったかも、、?程度だとは思いますが「はないちもんめ」はきっと誰でも知っている言葉ではないだろうか、、、?花を売り買いする銀貨の通貨「一匁」(いちもんめ)が語源なのです。

などなど、、、他にも不思議な語源を持ちあわせているのに意外に現代で不通に使われ、気もせず使われている言葉が山ほどあります。少しだけ意識して気になれば語源をググれば意外な言葉のルーツが広がるかも知れませんよ~(^^)/。