墓じまい(お墓・仏壇の解体処分)施工例
ブログ終活

将来的に墓じまいを検討なされている方々のために墓じまい〜永代供養納骨法要までの流れをご紹介致しますので一つのケースとしてご参考になさって下さい。
《ご依頼内容》
共同墓地内にある墓所から遺骨を取り出し永代供養墓に納骨希望併せて墓所解体撤去及び仏壇の処分依頼
墓じまい(墓所解体撤去工事)に掛かる費用概算を算出しましょう。
●一般的にお墓の解体撤去費用はお墓の広さ、すなわち平米数(㎡)さえ判れば工事費用の概算は算出可能です。
各市町村などが運営管理するいわゆる公営墓地の場合は必要書類の中に必ず使用墓地が明記されていますが共同墓地などの場合はお墓に出向いて広さを測っていただく必要があります。
お墓の間口(横幅)と奥行の長ささえ測れば平米数は割りだせますのでスケール(メジャー)をご用意の上計測願います。
ちなみに今回ご依頼を受けた墓所の平米数は間口2.64M × 奥行2.11M = 5.57㎡(平米)
面積5,57㎡×平米単価(墓じまいNET割適用にて㎡/50000円) 合計 税込278,500円
※駐車場からの距離、階段や坂道などで工事に時間を要する場合などは別途追加費用が発生することがあります。
お骨を移動する許可を受けるための手続き 必要書類を揃え申請手続き(代行可能)
●改葬許可申請
お遺骨を移動させるためには当該行政窓口(水戸市役所)に故人お一人につき1枚づつの改葬許可証が必要となります。
※改葬許可申請の代理申請に追加費用は発生しません。(改葬許可申請などの代理申請を有償で取り扱えるのは行政書士さんのお仕事です。)
墓所にて閉眼供養
魂は石塔に宿るとも言われ今まで利用してきた墓所の魂抜きの業(閉眼供養)を施します。
※菩提寺に依頼するのが最善ですが、ままならない場合はお坊さんのNET手配も可能です。
お骨の取りだし~移動
改葬許可証の準備と閉眼供養を済ませたのち今まで使用していた墓所の納骨室からお遺骨を取りだします。
墓所解体撤去工事(墓じまい)
近隣墓所へのキズやダメージには最大限の配慮しますが、事前にご当家様(依頼主)から近隣墓所使用者及び関係者にはご挨拶を兼ねて墓じまい工事の趣旨、予定などをお伝えしましょう。
墓じまいNET割にて施工の場合は完了報告として工事完了画像をメール添付し送信致します。
お仏壇処分と永代供養墓へ納骨
今まで使用してきたお仏壇もお墓と同様にお坊さんに魂抜き(閉眼)してから処分することが理想です。※自宅にあるお仏壇をお坊さんに拝んで頂き、その後解体業者に引き取ってもらう選択肢もあります。
永代供養墓にお骨を納め納骨法要
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近年少子高齢化の時代背景も影響してか墓じまいのご相談・お問い合わせが増えています。ご紹介した施工例の場合は段取り良くスムーズに工事が進みましたが、お問合せの中で多い事例として「墓じまい費用の不透明性からの不安」「お遺骨を移動する際に必要な改葬許可証など必要書類」「墓じまい後のお遺骨の行き先」「お墓やお仏壇を解体処分する前の魂抜きなどの業やお布施について」などなど多岐にわたります。
墓じまいとはお墓を造ることよりも手間や労力が必要となりますので将来的に墓じまいをご検討なされているのであれば先ずは墓じまいの費用概算、墓じまいの手順などの準備から少しずつ進めていきましょう。