お布施とお坊さん

お布施は宗教サービスの対価ではない。との理由から「お気持ちでけっこうです。」「お志で…。」などお布施の金額については金額を提示しないお寺さんも多いのが実情です。

また、お布施を渡す側にしても故人や僧侶への感謝だとお布施の本来の意味を強く理解して渡す方は多くはないと思います。

インターネットでお坊さんを頼めるサービスは当初はお布施を定額で示すサービスについて宗教のビジネス化だと仏教界から強い反発がありましたが約10年の歳月が流れ、インターネットでお坊さんを頼めるサービスは普及し定着しつつあります。
茨城県内では都心と異なりお寺を含め地域社会がまだ存在し、葬儀や法事には必ず代々つながりのあるお寺のお坊さんに読経を呼んで頂き供養をすませてきました。
しかし時代の波は田畑が広がる農村地帯へも影響を及ぼし、お寺の檀家離れ問題に少子高齢化の問題が拍車をかけ、まだ兼業でも住職業が続けられるお寺は良いが存続が危ぶまれ困窮しているお寺も少なくないのだ。
ひと昔前、坊主丸儲け(本来の意味とは異なる)や税金を払わない悪徳住職などと仏教やお坊さんに対して良くない印象が強くなった理由としては法外なお布施請求・所有物(自宅・自家用車)が派手・読経が短すぎて手抜きしているようで有難みが微塵もない・人に対して横柄)等など良くない意味であぐらをかいてきた要因も無いとは言えない。
近年はお寺のお坊さんも世代交代するとともに存続をかけ地域社会との結びつきを意識する動きもあるようだがコンビニの店舗より多いとされる現在のお寺は現実的に団塊の世代が減る減少と平行して今後はお寺も合併統合、宗派などの壁を越え自然淘汰される時代になるかも知れません。
一方で我々日本人は年明けの初詣をはじめ無意識に宗派を問わずお寺や神社、仏壇や神棚に手を合わせる習慣があり、信仰心が希薄なワケでは決してないと思います。
それが証拠に近親者が亡くなれば手を合わせ、神職やお坊さんに手厚く供養してもらいたいと思う気持ちは地域の風習や家系のしきたり等の影響からか自然に身に沁みている方々が少なくはないはずです。(実際の葬儀は統計上3/4が仏式葬で僧侶に読経を唱えてもらう)
宗教宗派はどうあれ、葬儀や納骨、法要の際に導師にご供養して頂くことにより一定のメリハリやけじめ、踏ん切りが付くと信じる現代の無宗教層は多いのではないでしょうか。
理想論に過ぎませんが不透明な宗教法人と破綻の一途を辿る檀家制度を廃止など革新し、行政指導の下、地域活性のためのコミュニティスペースや災害一時避難場所等の確立等など地域になくてはならない存在となれば地域住民も身近に仏教に親しみやすくなるのではないでしょうか。
水戸市常澄にある成就院永代供養墓では毎年一度、合同供養祭としてお坊さんに読経を読んでもらう供養がありますが、合同供養祭とは別に個々に納骨や回帰法要などにお坊さんを依頼することも可能です。
ブログでも触れたインターネットでお坊さんを依頼すれば35,000円で手配できます が、最寄りのお寺さんにお願いすれば※※※※※※円で納骨・回帰法要の供養が可能です。
※※※※※※※は一応、お布施の意味を尊重したい気持ちから伏せ字にして金額表示を控えさせて頂きましたが、インターネット手配のお坊さん料金を超えることはない。とだけお伝え致します。