だいだらぼう巨人伝説

世界各地に存在する巨人伝説

日本のみならず世界各地に巨人(大男)伝説が古くから伝わる民話・童話そして旧約聖書にも登場します。

身長が2.5〜3メートルの人間は歴史的にも実在していたことが証明はされていますが50メートル級の巨人はおとぎ話の域を出ない伝説だろう。

恐竜は紛れもなく中生代に実在した事実があるのだから巨人がいたとしても不思議ではないという仮説は乱暴であるし、なぜか大男の伝説はあっても大女の話は聞かず、それに毎日の糧となる食糧を考えると凶暴になり雑食性か完全に草食性の生き物にでもならない限り生存していくことは困難でしょう。

不思議なことに日本各地に色々な巨人伝説がありますが呼び名が「ダイダラボウ」「ダイダラボッチ」「デェダラボー」などと似ているのですが一説には昔、大人を大太郎と呼んでいたことがダイダラ坊の由来ではないかと言われています。

各地に残される「だいだらぼう」伝説に登場する大男は進撃の巨人(よくは知らないのですが)のように人類と敵対する存在ではなく、農作物が育つように山を移動させた。水害に悩む人のために指で川を造った。(水戸に造った沼は現在の千波湖なのだとか)などと人々にとって敵対する存在ではなくむしろ気は優しく力持ちの民から愛され頼られる働き者と伝わる民話が多い。

情報を共有することが難しい時代に大男の通称が似ていると何らかの根拠とロマンを感じますね。

永代供養墓がある水戸市常澄のすぐ近くには巨人伝説の「ダイダラボウ」に逢える公園(大串貝塚ふれあい公園)がありますが歴史的には奈良時代の書物「常陸国風土記」、その中にに巨人だいだらぼう伝説があり、巨人が食べた貝が積もって岡(大櫛の丘)になったと説明があります。
一説には大朽(貝が大量に朽ちている)→大櫛→現在の大串になったのだという。

この貝塚で発見されている貝の種類は蛤の他に圧倒的に多いのはシジミの貝殻だということから現在の塩崎付近はかつては海水が入り込む入り江で現在の涸沼とつながっていたと推測できます。

ここに住む先人は脈々と貝を食べ、長い歴史を経てやがて貝塚となって現在も残っているのでしょうが、人が容易く動かせないような巨石や大量の貝を食べたのはきっと巨人の仕業に違いないとの古の思いが巨人伝説となったのでしょう。