お仏壇やお位牌処分の解決法

仏壇とお位牌の処分

永代供養墓の選択をしたけれど今あるお仏壇とお位牌はどうすれば良いのでしょうか?

近年増え続けている新しいカタチの葬送方法として永代供養墓、樹木葬、海洋散骨などがありますが今まで手を合わせてきたお仏壇やお位牌をどうすれば良いのかなどの質問にお答えします。

先ずはお仏壇、お位牌の歴史から紐解いてみましょう

●お仏壇の歴史

お仏壇の歴史は古く、始まりは1000年以上と言われますが仏教伝来と同時では決してなく日本独自の文化と言えます、日本家屋の床の間が仏壇の起源であるとの説もありますが仏像やご本尊さまを安置するお堂を厨子(ずし)と呼び、家の中の小さな寺院・厨子こそがお仏壇の起源ではないでしょうか。

 

ではお仏壇の起源がご本尊さまを安置する厨子であるなら故人のお位牌を何故お仏壇に安置するのでしょう?

 

現代では故人のない家にはほぼ仏壇は置きません、しかし本来のお仏壇の意味は故人の有無ではなくご本尊さまを祀るための家庭用厨子と言えます。

●お位牌の歴史

お位牌の歴史は日本独自文化である仏壇よりも遥かに古く中国の儒教の影響が深く関係します、お位牌は故人の分身であり故人そのものだとも言われますが宗派によってはお位牌を作らない宗派もあります。

古来より日本ではご先祖崇拝が根づいていたため、ご先祖さまと同じ空間にお位牌を祀るケースがほとんどですが中央に礼拝の対象となるご本尊さまを一段高い場所に祀り、そしてお位牌は手前の一段低い場所に安置しご先祖さまを見守っていただく願いを込める、まさしくこの空間の総称を「お仏壇」と捉えていることが多いのではないでしょうか。

神仏習合

前に述べた通り神仏宗派問わず一括りにお仏壇と呼ぶことも少なくはありませんが崇拝する神や宗教・宗派に寛容である我ら日本人だとしてもお仏壇と神棚は一定の距離を置き祀るケースがほとんどではないでしょうか?

現代の住宅事情から同じ部屋に祀るケースも少なくないと思われますが例え同じ部屋だとしても何の問題もありませんができる限り向かい合わせ、上下は避けたいところですがやむを得ない場合は芯となる中央をずらすなど工夫しましょう。

 

さて、本題の永代供養や海洋散骨などの選択後お仏壇やお位牌の処分についてですが、永代供養にしたから、海洋散骨したからといって供養しなくてもよい、又はしてはいけないということは決してありません。

確かに葬送方法は多様化していますが供養する(手を合わせてお線香やお花を手向ける)対象物が異なるだけで「心の拠り所」の選択問題であり、可能な限りお仏壇にお位牌を安置させてご供養なさってください。

後継者問題、お仏壇(お位牌)を供養する事が困難でやむを得ず処分しなくてはならない場合はお寺さんなどに依頼して魂抜き(御霊抜き)の業を済ませて処分や遺品整理業者に依頼することが理想です。

成就院永代供養墓お位牌お預かり供養サービス

成就院永代供養墓では平成30年9月よりお客様のご要望にお応えしてお位牌・遺影供養(処分)サービスを開始いたしました。

墓じまいなどに伴いご自宅にあるお位牌、遺影のご供養(処分)のお問い合わせを頂き成就院永代供養墓では新にお位牌、遺影のご供養(処分)のサービスを開始致しました。

お預かり期間は5年間堂内にお預かりして後にご供養(処分)させて頂くサービスです。
※春彼岸花、お盆、秋彼岸など年に一度合同供養祭を執り行います。

サービス費用

お遺骨 1柱・・・15,000円(込)

遺影  1枚・・・15,000円(込)

※お位牌またはお位牌の大きさの規定はありません。お仏壇のお預かり処分は基本的に承りかねますが昨今ちいさなお仏壇も普及していますのでお気軽にお問合せください。