【お地蔵さま】

 

【お地蔵さま】

お寺やお墓の入り口そして道端でも見かけるお地蔵さまっていったい何なのでしょう?
身代わり、子宝、厄除け、水子供養、延命・開運 等、様々なお地蔵さまがあり、
とても身近で親しみやすい存在ではありますがお地蔵さを詳しく知る人は決して多くないと思います。
本来、お地蔵さまは地蔵菩薩という如来さまに次ぐ一尊で諸説ありますが地蔵菩薩は最も弱い立場の人々を救済するとても尊い仏さまなのです。

【如来】
釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来など
【菩薩】
観音菩薩、地蔵菩薩、文殊菩薩、虚空蔵菩薩など
【明王】
不動明王、金剛夜叉明王など
【天】
毘沙門天、帝釈天、大黒天、弁財天など

道端に祀られる石像はすべてお地蔵さまと捉えがちですが地蔵菩薩以外の仏像も数多く祀られています。
また、菩薩は本来仏教の一尊ですが古くからその地に伝わる民間(地域)信仰のひとつ「道祖神」(道端、岐路、山間などに自然石や石像、また男女のシンボルを木や石で象った像を祀り、自然災害などの厄除け、地域の平和、五穀豊穣などを祈る「守り神」として崇められる)の影響もあり、「神仏習合」の流れから道端などにも多くの「お地蔵様」が今でも祀られ雨の日も風の日も私たちを見守って下さっています。