【納骨の歴史】
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納骨の歴史っていったいいつから?
弘法大師の聖地、また日本総菩提寺と称される高野山への納骨は平安末期からのようで、鎌倉時代には善光寺など格式ある寺院も納骨霊場とされ五輪塔(ちなみに現存する五重の塔はお墓とされています)の下に納骨する習慣が広まったようです。
仏教文化の普及に伴う舎利信仰(お釈迦様の火葬した骨を祀る)仏舎利の影響の強さがうかがえます。伝説ではこの遺骨の分配をめぐって八つの国が争った記述もあり、それほど遺骨は大切なもので仏舎利が大切に容器に納められたように、遺骨を容器(瓶、壺、塔など)に納め納骨する習慣が広まったと考えられています。
現代ではお墓(石塔)の下に納骨室(カロート)を設け、火葬後陶器などの容器にお遺骨を納め埋葬するのが一般的と思われがちですが地域の風習により容器からお遺骨を取りだしお遺骨のみ納骨室に埋葬する地域もあります。