お葬式のお経

お葬式や法事で僧侶が唱える「お経」、故人の為と思えば多少は長くても我慢できますが、やっと終わると思いきやまだまだ延々と続いてホントに読経が長い時ってありますよね~。

あまりにも長過ぎると不謹慎ではありますが、睡魔が襲いかかり軽く居眠りしちゃう事もありますよね~。
なぜお経を読むのか?
ところで、あのお経って何のためにお坊さんに唱えてもらうのでしょう?誰も教えてくれないので、参列者の殆どの方が故人が成仏できるように拝んで貰っていると思い込んでいると思いますが、実は故人に対してではなく、参列者に向けて生ある者への幸福の為にお経があるのだとか。驚きですよね~居眠りなんてバチ当たりな行為?かも知れませんね。
一節にはお経には不思議なパワーがあり、お経を読むお坊さんも例外ではなく、眠気防止のためのアイテムが木魚で、手を動かし続けなければならない事で眠気を防ぐ効果があるのだとかないとか、、、
あの一定ののリズムの木魚は単調に永遠と続くお経と相まって更に葬儀参列者を眠りに誘う魔力にも思えることがありますよね~。
お経とは
お経(経典)とは簡単に言うならインド発祥のお釈迦様が現世で生きている者への説法でありアドバイスなのですが、それを布教拡散していったのは弟子たちです。国を越え時代を超え広まるうちに解釈や捉え方もビミョーに変化し細分化しながら日本に根付いた仏教文化であり、宗派なのであろう。
枝分かれのように細分化した宗派はメインとする経典(お経)も多少異なり、誰もが知る「ナンミョーホーレンゲーキョー」や「マカハンニャーハーラーミッター」の違いは正にその影響なのでしょう。
国内でも最も有名で、端的に、そして簡潔なお経が「ハンニャー」の般若心経で、何百巻で構成される経典をたった一巻に集約化して、200文字あまりに凝縮しているスーパー経典が般若心経なのだとか、、、
写経
本来の写経は紙の無い時代に削り節の様に木を薄くスライスした経木(きょうぎ)に経典を書いて布教や仏教の勉強をするための写経でしたが、
現代の写経は、仏教への関心が強くなくても雑念を忘れ精神統一できる事や、スマホ社会で字を書く習慣が激減し書く機会も少ないため、敢えて手書きにこだわりたい、現代版の日ペンのミコちゃん状態で字が上手くなりたい等で根強い人気の写経も「般若心経」が用いられています。
コロナ禍の行動制限で外出自粛の時期の写経は最適でした。
筆も良いかも知れませんが手軽に済ませるには鉛筆がベターです。
ネットで写経入門などと検索すれば無料で写経練習シート(般若心経が薄字で印刷)がタウンロード可能ですし、100均でも練習シートの用意のある店舗もありますよ!