仏壇離れ
ブログ供養

もう何年も前に「住まいに仏壇がある家庭では子供の非行が少ない」と聞いた記憶がありますが、最近のとあるアンケートによると家に仏壇がないと答えたケースが全体の6割を超えるのだとか・・・
であれば仏壇も減ったから非行も反比例して増えたのか!?
日頃からご先祖様を敬う気持ちが大切であり、仏壇でなくてもご先祖様の供養はできるのだが1年を通しても彼岸やお盆の2〜3回程度と比較しても家にあるお仏壇に毎日欠かさず手を合わせることでご先祖様への感謝の気持ちを日々感じられる・・・
根拠はその程度で、こじつけの一説に過ぎず、もしかしたら仏壇業者の販売戦略か、公共何たら機構とかという団体の啓発活動に過ぎなかったのかも知れません。
《仏壇とは》
そもそもお仏壇ってどんな歴史があるのでしょう。
お仏壇の「仏」≒仏教由来と考えがちですが、実は名称は異なれど仏教伝来以前に既に日本独特の文化として存在し、その後、自然崇拝や地域信仰、神仏習合などにより各宗派のご本尊様を祀る逗子となり、ご先祖様のお位牌も一緒に祀る慣習が根付いたものが現代のお仏壇ではないかと考えられます。
今や仏壇離れを飛び越え、仏教や宗教離れの傾向にあるため、今の時代に仏壇がある無し、子供の非行の確率など本末転倒だと言えよう。
《ミニ仏壇》
その仏壇も今や時代のニーズに合わせ様変わりして、洋間にも違和感のないシンプルなデザインのミニ仏壇なども人気があり、中にはお線香を手向けないタイプのミニ仏壇もあります。
日本家屋が主流の時代には仏壇を置くスペース家を建てる前から配置する向きも方角を考慮しするほど、仏間は大切に考えられてきましたが、核家族化、少子高齢化、ニュータウン化など様々な時代の変化から仏壇を置くスペースが無くなり、それに代わりユニットのクローゼットに変化してしまったのでしょう。
《ご先祖様の供養はお墓だけ!?》
例え核家族であれ分家であれ、誰にでもご先祖様は存在するし、ご先祖様あっての今、なわけですから、ご先祖様に対する感謝の気持ちは大切で、忘れてはいけない事も誰もが感じているだろうと思いますが、年に二回のお彼岸とお盆の計三回のお墓参りさえ怠る・怠りがちな方は意外に少なくはない気がします。!?
無論、お墓参りさえすれば良いものではなく、事情や都合で容易に墓参できないケースもあるでしょうし、また強要される性質のものでもありません。
お仏壇文化も時代とともに本来の概念までも変化しつつあり、文化の消滅も危ぶまれているのが現状ですが、ご先祖様を敬う気持ちはいつの時代でも普遍だと信じ、旧来型の重々しい仏壇に代わるようなミニ仏壇や例えば代々継承している家紋を施した飾り物など・・ご先祖様を敬う対象物などが身近にあればいいのになぁ、なんて考えたりもするのです。・・・
せめて墓参は勿論、神社仏閣など参詣参拝する際は先ずは、ご先祖様を敬う感謝の気持ちをお伝えしてから、家内安全、心願成就、交通安全、合格祈願などなど個々の願い事をするようにしましょうね(^^♪