擬宝珠(ギボシ)宝珠の意味とは?

お地蔵さまの手に乗っている桃のような丸いものは何?

お墓を建てた施主様から質問され即答できず「宿題とさせて下さい。」と、その場を凌いだ苦い経験があります。

その答えでトマトを逆さにした様な物体の名前は「宝珠」と呼び、炎が力強く燃え上がる形状をしていて頭のてっぺんが尖っています。

宝珠はお釈迦様の仏舎利(遺骨)を納めた舎利壺のカタチにも似ていると言われ、宝珠を模した模擬の宝珠をギボウシ(擬宝珠)と呼ぶのだそうです。

ネギの花にも似ていることから別名葱台とも呼ばれ、宝珠(如意宝珠)は濁り水を浄化する、病気を治す、災いを防ぐなどのパワーがある魔法の珠なのです。

また、宝珠を擬したものを橋の欄干などに施した珠を擬宝珠「ギボシ」「ギボウシ」と呼び邪気を払い安全を祈願する役目があり伝統的な神社や橋の欄干に設置されています。

その中でもパワースポットとしても有名な伊勢神宮内宮の宇治橋の擬宝珠、大鳥居を抜けてすぐの宇治橋には全16の擬宝珠が装飾されていますが大鳥居を進み進行方向左手の2番目の擬宝珠には宇治橋の守護神でもある饗土橋姫神社のお札が擬宝珠の中に納められているようで絶大なパワースポットと口コミで伝わり知った伊勢神宮参拝者が擬宝珠を撫でるため、この擬宝珠だけが色落ちして目立つ存在です。(伊勢神宮内宮は一方通行のため帰路に触れることが可能)

それと知名度抜群の擬宝珠の一つが東京の北の丸公園にある・・・もうお分かりですね?     日本武道館!!
80年代のロック系人気グループ 爆風スランプのヒット曲「大きな玉ねぎの下で」のタイトル通り日本武道館の屋根の上にある擬宝珠を形容しています。
こちらの武道館の擬宝珠はなんと幅経が5.15M高さが3.35Mあり、日本一大きな擬宝珠だと言えます。

ギボウシ(擬宝珠)と言う名の植物

山間の湿地に自生する多年草の山菜の中にも「ギボウシ」和名と名付けられた草花があり、名前の由来は花のツボミが宝珠に似ていることからで、有難いことにサラダ・浅漬け・油炒めなど食せる山菜なのです。

意外な場所に沢山のギボシ⁉

実はお墓の外柵(お墓を囲む石材の塀のつなぎ目)の柱にも設計上よく使われ、たくさんのギボシを見ることができます。以前よく武道館の擬宝珠を意識して宝珠の首の部分を八角形に加工して施工していました。中でも門柱約48センチ角の擬宝珠を一本物の親柱にあしらい施工させて頂いたことがありますが今では加工賃や石材高騰を考えると今では希少な大きな門柱擬宝珠です。