お盆前に墓所リフォーム工事(日立)が完成しました。
墓所リフォーム工事ご相談内容
納骨室(カロート)も有り遺骨も既に四つほど埋葬してあるが、納骨室が大谷石のため水が入り込み、水が抜けずジメジメしている。共有のブロック塀が劣化しているため補強も視野に入れ外柵の設計をお願いしたい。既存墓石(黒石)が古いので新たな墓石と墓誌を検討したい。
とのご相談内容

既存ブロックを補強するため、幾分基礎のレベルを高くし、両サイドにスペースを設け雨水が溜まらないよう、基礎に勾配をつけました。

床掘転圧


既存ブロック補強のため段基礎施工・生コン打設

既存ブロック補強として、段基礎・両サイドに板状の石材を埋め込みブロック倒壊を軽減。

完成

墓参スペースを確保し、よりシンプルに使い勝手重視の墓所設計をご提案しました。
極楽浄土を意識?した様な派手で奇抜な設計のお墓もありますが、決して奇をてらわずシンプルなお墓が落ち着きますよね。

納骨室の開け方:香炉、拝石(香炉の下の白い石材)を移動し、ユリ花のデザイン彫りを施す蓋(黒石)を引き上げます。※黒石の裏側は石材重量軽減及び手を掛けられるよう加工してありますので、女性でも簡単に引き上げ可能。

お遺骨を納める下のフタを上げ、土に還るスペースを設けてあります。
※決まりはありませんが、お墓を管理する墓地継承者(祭祀継承者)の方からみてご両親や近いお身内の遺骨(骨壷)のみ納骨室に埋蔵し、祖父母などの遺骨は骨壷から出して下のスペースに収めることにより、納骨室が骨壷でいっぱいになることは避けられます。但し火葬骨を土のスペースに収めても決して土に還る事はありませんので、土に還す遺骨は十分に乾燥のち粉骨パウダー加工してから土に還すことをお勧めします。