失敗しない永代供養墓の選び方

永代供養墓が注目される理由
◉お墓の継承者が将来的にいない
◉お墓の事で子供に迷惑をかけたくない
◉お墓(葬送)の費用を抑えたい
◉墓じまいの移転先として検討
など、永代供養墓が注目される理由は様々ですが、せっかく立派なお墓を建墓しても代々お墓を管理する者がいなければ墓じまいする以外、方法はありません。ひとえに超少子高齢化の影響が最大の要因だと考えられます。
永代供養墓とは墓地の管理者がお遺骨の管理や、供養してくれるのが特徴ですが、呼び方は永代供養墓の他に合葬墓、合祀墓、永遠墓など様々です。

失敗しない永代供養墓の選び方

永代供養墓の立地
永代供養墓までの交通機関は充実しているに越した事はありませんが、お墓もそうですが、街中や住宅地の付近ではなく、人里離れた場合に多いため、徒歩で参拝可能な施設を探すのは至難の業です。
将来的に引っ越し等も視野に入れ、バス停や最寄り駅、高速道路のインターから近い施設を選びましょう。
また、施設に駐車場が完備されていても、駐車場からの距離や途中の階段・坂道の有無など、また雨天も視野に入れて検討しましょう。
永代供養墓の費用
永代供養費用は5万円から100万円を超える施設まで幅がありますが、ひと昔前の葬儀のお布施と違い、費用の表示や内訳はしっかり明示されていますし、高い、安いなどの疑問があれば費用の理由をストレートに質問するべきだと思います。
確かにお墓を新たに建立すれば数百万円の費用が必要ですが、お墓を造るよりは格安な供養が出来ます。など曖昧で納得できる返答がない施設は見合わせるなど、決定までには見学など可能な限り情報収集しましょう。
公営合葬墓(合祀墓)との違い
近年、公営合葬墓の施設を完備、建設を予定する市町村が増えています。永代供養墓との違いは遺骨を埋葬管理はするが、管理側が供養する事はありません。
その一つの理由として、お役所が宗教が異なる市民を、限定した宗教で画一的に供養する事は好ましくない為です。
しかし、回忌や法要など個別に施設にお坊さんや神父さん等の聖職者に依頼して営むことは可能です。火葬場でお坊さんに読経を読んでもらう事と同じです。

まとめ

永代供養墓は親族や将来的に自分の終の棲家となる大切な場所ですので、施設を選ぶ際はしっかり見学するなど情報収集し、契約内容を確認して、複数の施設を比較検討することをお勧めします。