昭和23年に制定された「墓地埋葬法」通称墓埋法を転機に日本国内の葬送(埋葬)方法は「土葬文化」から火葬へと移り変わり、現在では他国と比較しても火葬率は断トツで高く、それに伴いお墓(納骨室)の作り方も進化していますが歴史はまだ浅く、決して万能だとは言い切れません。
昭和後期から平成にかけての納骨室は地下(半地下式)式と呼ばれ棚があるタイプが多く現在でも全体の半数以上がこのタイプですが50㎏以上はあるフタ石をバールなどでこじ開け、開けた納骨室の中はジメジメとしお世辞にも清潔とは言えず、使い勝手も決して良いものではありません。
これは土葬文化と新しい火葬の文化の中間の考えから考慮され造られた納骨室であり、現在では圧倒的に使い勝手のよい地上式の納骨室が設けられています。