半薄明光線

半薄明光線(はんはくめいこうせん)

不思議で幻想的な大気光学現象! ご存知でしたか?

太陽が雲に隠れている状態で雲の切れ間から太陽光が漏れるように地上に降り注ぐ光景、よく天使のはしご・後光が指すなどと形容されることがある放射状の太陽光線のことを
「薄明光線」と呼びます。

半薄明光線とはその逆現象で、日の出や日没の太陽が低い位置にある際に太陽光線が伸びゆく方向に光を遮るほど高く分厚い雲の障害物によりできる影が放射状に伸び、やがて反対側の彼方に収束してゆく様に見える現象(実際には収束しておらず平行線)

薄明光線の反対なので半薄明光線、薄明光線(後光が指す)の反対の意から裏後光、裏御光などとも呼ばれる。

実はこの現象、虹と同じぐらいの発生率らしく太陽が引く傾いた日の出か日の入りに東西の空を注意して見ていれば遭遇する可能性は大きいのですが、その日の気象条件などに左右され確率も虹の発生とおなじ位となるとそう滅多に見れる現象ではなく、むしろ貴重な体験ですし毎日見れるなら虹を見ても感動すらしませんよね。

実際に半薄明光線を確認できたのは3回で、運よく2回撮影に成功しました。一度目は見出しの画像になりますが、2016年8月21日夕方、場所は福島県小名浜みさき公園(灯台付近)西方向の山に日が沈む少し前の時間帯に山から二本の線が放射状に伸び(実際には平行線で内側は外より影により薄暗い)放射線状に伸びた線は頭上付近から東方向に向けて徐々に収束しやがて東の水平線で結ばれるかのように閉じてゆく(画像参照)

とにかく初めて遭遇した時は半薄明光線などの情報は全く知る由もなく、いったい何故このような影と光の線が発生するのか?不思議で約2時間後グーグル検索で正体を突き止めることができました。

二度目は翌年、ひたちなか市付近で観測できましたがあいにく撮影はだきませんでしたが、2017年7月11日の夕方、場所は大みか町の灯台のある公園(自宅で発見し、より観易い場所を探しました。)小名浜で確認できた時とは若干異なり、放射状の光と影が1本ではなく数本あります。

きっと太陽光を遮る障害物となる雲や水蒸気が多数発生していることが要因なのでしょう。

気象条件にも左右されますが、太陽光を遮るほど大きな障害物で連想できるのが夏の入道雲(積乱雲)があてはまると考えられることから夏の時期の夕方が反薄明光線を観測し易い季節なのかも知れません。